Windows Small Business Server 2003
と Windows Server 2003 SP1
の既知の問題

Microsoft Corporation
公開日 : 2005 年 4 月
バージョン : 1

概要

Windows Server 2003 Service Pack 1 (SP1) の提供が開始されましたが、Windows Small Business Server 2003 には、Windows Small Business Server 2003 用 Service Pack 1 (Windows SBS 用 Service Pack 1)を適用することを推奨致します。つきましては、Windows SBS 用 Service Pack 1 がリリースされるまでお待ち下さい。

このドキュメントでは、Microsoft® Windows® Small Business Server 2003 サーバー ソフトウェア (Windows SBS) に Windows Server 2003 SP1 をインストールする際に発生する可能性が高い既知の問題について説明します。

既に Windows Small Business Server 2003 のシステムに Windows Server 2003 SP1 をインストール済みの場合は、その Service Pack をアンインストールする必要はありません。Windows Server 2003 SP1 のインストールは、Windows SBS SP1 をインストールするための前提条件となっているからです。ただし、既知の問題に対処しなければならない場合は、Windows Server 2003 SP1 を以下の内容の通り、アンインストールしてください。また、今後リリースされる Windows SBS SP1 は、インストールする時に、Windows Server 2003 SP1 を再インストールするよう要求されます。

既知の問題

Windows Server 2003 SP1 のインストール後、リモート アクセス ウィザードで接続マネージャ構成パッケージを作成できない

Windows Server 2003 SP1 のインストール後にリモート アクセス ウィザードを実行すると、ウィザードで接続マネージャ構成パッケージのファイルの作成が試みられたときにエラーが発生します。この問題を修正するには、Windows Server 2003 SP1 をアンインストールしてから、再度リモート アクセス ウィザードを実行します。

Windows Server 2003 SP1 をアンインストールするには

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をポイントして、[プログラムの追加と削除] をクリックします。
  2. [プログラムの追加と削除] ダイアログ ボックスで、[Windows Server 2003 Service Pack 1] を選択し、[削除] をクリックします。
  3. Windows Server 2003 Service Pack 1 削除ウィザードで、[次へ] をクリックして Service Pack をアンインストールします。

リモート アクセス ウィザードを実行するには

  1. 必要に応じて、[スタート] ボタン、[サーバー管理] の順にクリックして、サーバー管理を開きます。
  2. コンソール ツリーで、[インターネットと電子メール] をクリックします。
  3. 詳細ペインで、[リモート アクセスの構成] をクリックします。
  4. 画面に表示される指示に従って、ウィザードを実行します。

Windows Server 2003 SP1 のインストール後、サーバーの IP アドレスの変更ツールが正常に動作しない

Windows SBS を実行しているコンピュータに Windows Server 2003 SP1 をインストールした後、サーバーの IP アドレスの変更ツールでサーバーの IP アドレスを変更できません。この問題を修正するには、Windows Server 2003 SP1 をアンインストールしてから、再度サーバーの IP アドレスの変更ツールを実行します。これを実行した後、電子メールとインターネット接続の構成ウィザードを実行して、ネットワーク設定が正しく構成されていることを確認します。

Windows Server 2003 SP1 をアンインストールするには

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をポイントして、[プログラムの追加と削除] をクリックします。
  2. [プログラムの追加と削除] ダイアログ ボックスで、[Windows Server 2003 Service Pack 1] を選択し、[削除] をクリックします。
  3. Windows Server 2003 Service Pack 1 削除ウィザードで、[次へ] をクリックして Service Pack をアンインストールします。

サーバーの IP アドレスの変更ツールを実行するには

  1. 必要に応じて、[スタート] ボタン、[サーバー管理] の順にクリックして、サーバー管理を開きます。
  2. コンソール ツリーで、[インターネットと電子メール] をクリックします。
  3. 詳細ペインで [サーバーの IP アドレスの変更] をクリックします。
  4. 画面に表示される指示に従って、ウィザードを実行します。

電子メールとインターネット接続の構成ウィザードを実行するには

  1. 必要に応じて、[スタート] ボタン、[サーバー管理] の順にクリックして、サーバー管理を開きます。
  2. コンソール ツリーで、[インターネットと電子メール] をクリックします。
  3. 詳細ペインで、[インターネットに接続] をクリックします。
  4. 画面に表示される指示に従って、ウィザードを実行します。

Windows SBS を実行しているコンピュータから Windows Server 2003 SP1 をアンインストールすると、FAX サービスが開始せず、FAX 構成ウィザードが完了しない

この問題を修正するには、レジストリ エディタ (Regedit.exe) を使用して、問題の原因となっているレジストリ エントリを修正します。

注意

  1. レジストリ エディタを開くには、[スタート] ボタン、[ファイル名を指定して実行] の順にクリックし、「regedit」と入力して、[OK] をクリックします。
  2. レジストリ エディタで、下記のキーを選択します。

    HKey_Local_Machine\Software\Microsoft\Windows\Currentversion\Telephony\Country List

  3. エントリ「CountryListVersion」を右クリックし、[修正] をクリックします。
  4. "値のデータ" フィールドを 0 に変更し、[OK] をクリックします。
  5. レジストリ エディタを終了し、コンピュータを再起動します。
  6. コンピュータが再起動した後、[スタート] ボタン、[サーバー管理] の順にクリックします。
  7. [サーバー管理] の [FAX] ノードをクリックし、[FAX サービスの構成] をクリックします。
  8. 画面に表示される指示に従って、ウィザードを実行します。

著作権情報

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