Microsoft Windows Small Business Server 2003

トラブルシューティング

Microsoft® Windows® Small Business Server 2003 の分野別のトラブルシューティングを表示するには、以下の分野のリンクをクリックします。

更新 : 2004 年 3 月

サーバー セットアップのトラブルシューティング

ユーザーとグループのトラブルシューティング

クライアント コンピュータのトラブルシューティング

モバイル デバイスのトラブルシューティング

電子メールのトラブルシューティング

監視のトラブルシューティング

バックアップと復元のトラブルシューティング

インターネット アクセスのトラブルシューティング

イントラネットのトラブルシューティング

共有ネットワーク リソースのトラブルシューティング

リモート接続のトラブルシューティング

クライアント ライセンスのトラブルシューティング

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サーバー セットアップのトラブルシューティング

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セットアップ初期化エラー : ソース \SQL2000_SP3a\x86\Setup\Sqlspre.ini

原因 :  SQL Server 2000 Service Pack 3 をインストールしようとしたときに、このエラーが表示されることがあります。このエラーは、Service Pack 3 のセットアップ プログラムで Setupsql.ini ファイルが %Temp% フォルダにコピーされるときに、読み取り専用に設定された既存のファイルを上書きできない場合に発生します。

解決策 :  システム ドライブの %Temp% フォルダに移動して、既存の setupsql.ini ファイルを削除するか、または読み取り専用の属性を解除します。その後、もう一度、SQL Server 2000 Service Pack 3 のセットアップを実行します。

ユーザーとグループのトラブルシューティング

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電子メールを送受信できない

原因 :  ユーザー アカウントに割り当てられている Exchange メールボックス サイズの上限に達しました。

解決策 :  電子メール メッセージをクライアント コンピュータのローカル フォルダに保存します。この問題が頻繁に発生する場合は、そのユーザー アカウントのメール ボックスのサイズを増やすことを検討してください。

ファイルをサーバーの共有フォルダに保存できない

原因 :  ユーザー アカウントに割り当てられているディスク クォータの制限に達しました。

解決策 :  ファイルをクライアント コンピュータのローカル フォルダに保存します。この問題が頻繁に発生する場合は、そのユーザー アカウントのディスク クォータを増やすことを検討してください。

パスワードを変更できない

原因 :  ユーザー アカウントのパスワードが、管理者が構成したパスワード ポリシーに準拠していません。

解決策 :  管理者が構成したパスワード ポリシーに準拠した新しいパスワードを作成します。

Windows XP Professional を実行中のコンピュータにリモート接続できない

原因 :  ユーザーには、リモート デスクトップを使用してログオンするアクセス許可がありません。

解決策 :  ユーザーに、リモート デスクトップを使用するアクセス許可を与えます。

ユーザーにリモート デスクトップを使用するアクセス許可を与えるには

この操作を完了するには、Domain Admins セキュリティ グループのメンバとしてログオンする必要があります。

  1. Windows Small Business Server 2003 を実行しているコンピュータで、[スタート] ボタンをクリックし、[サーバー管理] をクリックします。
  2. コンソール ツリーで、[ユーザー] をクリックします。
  3. 詳細ウィンドウで、ターミナル サービスにログオンするアクセス許可が必要なユーザー アカウントを右クリックし、[ユーザー プロパティの変更] をクリックします。
  4. [User のプロパティ] ページで、[ターミナル サービスのプロファイル] タブをクリックします。
  5. [ターミナル サーバーへのログオンを許可する] チェック ボックスをオンにします。

原因 :  Windows XP Professional を実行しているクライアント コンピュータは、ターミナル サービス接続を許可するように構成されていません。

解決策 :  リモート デスクトップを使用するように Windows XP Professional を実行しているクライアント コンピュータを構成します。

リモート デスクトップを使用するように Windows XP Professional を実行しているクライアント コンピュータを構成するには

この操作を完了するには、Domain Admins セキュリティ グループのメンバとしてログオンする必要があります。

  1. クライアント コンピュータで、[スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックして、[システム] をクリックします。
  2. [リモート] タブの [リモート デスクトップ] で [リモート ユーザーの選択] をクリックします。
  3. [リモート デスクトップ ユーザー] ダイアログ ボックスで [追加] をクリックします。
  4. [ユーザーの選択] ダイアログ ボックスで [場所] をクリックし、ユーザーを検索する場所を指定します。
  5. 検索するオブジェクトの種類を指定するには、[オブジェクトの種類] をクリックします。
  6. [選択するオブジェクト名を入力してください] ボックスに、検索するオブジェクトの名前を入力します。
  7. [名前の確認] をクリックします。
  8. 名前が確認できたら、[OK] をクリックします。追加した名前は、[リモート デスクトップ ユーザー] ダイアログ ボックスのユーザーの一覧に表示されます。

ユーザー アカウントがロック アウトされる

原因 :  ログオンに何度も失敗している可能性があります。

解決策 :  ユーザー アカウントのロックを解除します。

ユーザー アカウントのロックを解除するには

この操作を完了するには、Domain Admins セキュリティ グループのメンバとしてログオンする必要があります。

  1. Windows Small BusinessServer 2003 を実行しているコンピュータで、[スタート] ボタンをクリックし、[サーバー管理] をクリックします。
  2. コンソール ツリーで、[ユーザー] をクリックします。
  3. 詳細ウィンドウで、ロック アウトされたユーザー アカウントを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  4. [User のプロパティ] ページの [アカウント] タブをクリックします。
  5. アカウントのロックを解除するには、[アカウントのロックアウト] チェック ボックスをオフにします。

サービス アカウントを使用するアプリケーションでエラーが発生する

原因 :  サービス アカウントのパスワードが変更されていますが、自動ログオン プロパティは、新しいパスワードを使用するように更新されていません。Windows Small Business Server では、サービス アカウントを使用するすべてのアプリケーションに対して、パスワードの変更が自動的には反映されません。

解決策 :  もう一度、Windows Small Business Server のセットアップを実行して、特定のアプリケーションで使用しているサーヒス アカウントとパスワードを更新します。

新しいユーザーがログオンしたり電子メールにアクセスしたりすることができない

原因 :  新しいユーザーは、アカウントが作成された直後で、Active Directory が更新される前に、ネットワーク リソースにログオンまたはアクセスしようとしました。ユーザー アカウントが作成されてから、そのユーザー アカウントが Active Directory で認識されるまでには、時間に開きが発生することがあります。

解決策 :  15 分待ってから、再試行してください。

Windows Small Business Server 2003 で電子メール アドレスにユーザー名ではなく GUID が表示される

原因 :  この問題は、アカウント名に Unicode 文字が含まれている場合に発生することがあります。

解決策 :  Active Directory ユーザーとコンピュータ スナップインを使用して、そのアカウントの SMTP 電子メール アドレスを変更します。

ユーザー アカウントの SMTP 電子メール アドレスを変更するには

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[サーバー管理] をクリックします。
  2. コンソール ツリーで、[詳細管理] をダブルクリックし、[Active Directory ユーザーとコンピュータ] をダブルクリックします。次に、サーバー名をダブルクリックし、[Builtin] フォルダまたは [Users] フォルダで SMTP 電子メール アドレスを変更するアカウントを見つけます。
  3. アカウントを右クリックし、[プロパティ] をクリックして、[電子メール アドレス] タブをクリックします。
  4. [電子メール アドレス] ボックスで変更する SMTP 電子メール アドレスを選択し、[編集] をクリックします。
  5. [電子メール アドレス] ボックスで、GUID を適切な電子メールのエイリアスに置き換え、[OK] をクリックします。
  6. [Exchange 全般] タブをクリックします。
  7. [エイリアス] ボックスで、GUID を適切な電子メールのエイリアスに置き換え、[OK] を 2 回クリックして設定を保存します。

クライアント コンピュータのトラブルシューティング

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ユーザー プロファイルの移行後にユーザーがリダイレクトされたフォルダにアクセスできない

原因 :  ユーザー プロファイルをプライベートに設定している場合、クライアント コンピュータではユーザー フォルダから管理者用の資格が削除されます。サーバーにリダイレクトされたフォルダにアクセスするには、これらの資格情報が必要です。プライベート ユーザー プロファイルを移行し、リダイレクトされたフォルダがある場合、ユーザーが自分のフォルダにアクセスできなくなることがあります。

解決策 :  クライアント コンピュータでユーザー フォルダへのアクセスを手動で復元します。

クライアント コンピュータで、次の手順を実行します。

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックし、[パフォーマンスとメンテナンス] をクリックします。
  2. [管理ツール] をクリックし、[イベント ビューア] をダブルクリックします。
  3. [イベント ビューア (ローカル)] の下にある [アプリケーション] をダブルクリックします。
  4. 種類が [エラー] でソースが [Folder Redirection] のイベントを探して、そのイベントをダブルクリックします。
  5. イベントの説明には、リダイレクト元のディレクトリとリダイレクト先のディレクトリが記載されています。

サーバーで、次の手順を実行します。

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[マイ コンピュータ] を右クリックし、[エクスプローラ] をクリックします。次に、上記の手順 5. で確認したフォルダの場所まで移動します。
  2. フォルダを右クリックし、[共有とセキュリティ] をクリックします。次に、[セキュリティ] タブをクリックし、ユーザー名が表示されていないことを確認します。

    フォルダが空の場合は、フォルダを削除します。

クライアント コンピュータで、次の手順を実行します。

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[マイ コンピュータ] を右クリックし、[エクスプローラ] をクリックします。次に、最初の手順 5. で確認したフォルダの場所まで移動します。
  2. フォルダを右クリックし、[共有とセキュリティ] をクリックします。
  3. [セキュリティ] タブで、[詳細設定] をクリックします。
  4. [所有者] タブで、[所有者の変更] ボックスの一覧でユーザー名をクリックし、[サブコンテナとオブジェクトの所有者を置き換える] チェック ボックスをオンにします。
  5. [適用] をクリックします。
  6. [アクセス許可] タブで、プロファイルをリダイレクトするユーザーが [アクセス許可エントリ] ボックスの一覧に表示されていることを確認します。ユーザー名が表示されない場合は、[追加] をクリックし、[選択するオブジェクト名を入力してください] ボックスにユーザー名を入力して、[名前の確認] をクリックします。
  7. [OK] をクリックします。
  8. [適用] をクリックし、[OK] をクリックします。アクセス許可エントリのページが表示されます。
  9. [フル コントロール] アクセス許可の [許可] チェック ボックスをオンにして、[OK] をクリックします。
  10. [OK] をクリックし、もう一度 [OK] をクリックします。
  11. ログオフし、もう一度、クライアント コンピュータにログオンします。

クライアント セットアップでプライベート ユーザーの設定を移行できないというエラーが表示される

原因 :  このエラーは、ユーザーのプロファイルにある 1 つ以上のサブフォルダがプライベートに設定されている場合に発生します。プライベートに設定されているフォルダでは、他のユーザーのアクセス権が削除されます。

解決策 :  クライアント コンピュータを手動で構成して、移行を妨げている制限事項を削除します。

Windows Small Business Server 2003 へのアップグレード後にアプリケーションがなくなる

原因 :  クライアント コンピュータに既定で利用できるアプリケーション以外のアプリケーションがインストールされていた場合、それらのアプリケーションはアップグレードされません。

解決策 :  このようなアプリケーションは、Windows Small Business Server 2003 を実行しているコンピュータに再インストールする必要があります。アプリケーションはアップグレードの完了後に再インストールする必要があります。これらのアプリケーションをインストールするのに使用できるコマンド ラインは、次の場所にあるレジストリに格納されています。

HKLM\SOFTWARE\Microsoft\SmallBusinessServer\clientsetup\sbs2k_archive\Client Applications\

注意

アップグレードが完了したら、クライアント アプリケーションのセットアップ ウィザードを起動し、コマンド ラインを使用して、アプリケーションを再インストールします。

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[サーバー管理] をクリックします。
  2. コンソール ツリーで、[クライアント コンピュータ] をクリックします。詳細ウィンドウで [クライアント アプリケーションのセットアップ] をクリックします。
  3. ウィザードの指示に従って、クライアント アプリケーションを追加します。

Office 2003 アプリケーションがインストールされているクライアント コンピュータで以前のバージョンの Microsoft Office が動作しない

原因 :  以前のバージョンの Office は Office 2003 と競合します。

解決策 :  以前のバージョンの Office 製品を実行するには、クライアント コンピュータにインストールされているすべてのバージョンの Office 製品をアンインストールし、使用するバージョンの Office 製品を再インストールする必要があります。

クライアント コンピュータから Office 製品をアンインストールするには

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックします。
  2. [アプリケーションの追加と削除] をクリックし、クライアント コンピュータにインストールされている各バージョンの Office をクリックし、[削除] をクリックします。

クライアント コンピュータから、すべてのバージョンの Office 製品をアンインストールしたら、使用するバージョンの Office 製品を再インストールします。

Windows Small Business Server ドメインに参加後の初回ログオン プロセスに時間がかかる

原因 :  [マイ ドキュメント] フォルダのリダイレクトが有効になったため、クライアント コンピュータの [マイ ドキュメント] フォルダ内にある大量のデータがサーバーと同期されています。

解決策 :  特に必要な操作はありません。初回ログオン後は、[マイ ドキュメント] フォルダの変更内容のみが同期されます。同期処理には、初回ログオン時ほど時間がかからなくなります。

ローカルの [マイ ドキュメント] フォルダ内のファイルがサーバーと同期されない

原因 :  ディスク クォータの制限を超えました。

解決策 :  不要なファイルを削除するか、またはファイルを圧縮して、[マイ ドキュメント] フォルダのサイズを縮小します。または、ディスク クォータを増やします。

ディスク クォータを増やすには

  1. Windows Small Business Server 2003 を実行しているコンピュータで、[スタート] ボタンをクリックし、[マイ コンピュータ] をクリックします。
  2. クォータの値を変更するボリュームを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  3. [クォータ] タブで [クォータ エントリ] をクリックします。
  4. クォータ ディスクのオプションを変更するユーザーのエントリをクリックし、[クォータ] メニューの [プロパティ] をクリックします。
  5. クォータ設定のダイアログ ボックスで、以下のいずれかの操作を実行します。

クライアント セットアップでプライベート ユーザーの設定を移行できないというエラーが表示される

原因 :  このエラーは、ユーザー プロファイルにある 1 つ以上のサブフォルダがプライベートに設定されている場合に発生します。プライベートに設定されているフォルダでは、他のユーザーのアクセス権が削除されます。

解決策 :  クライアント コンピュータを手動で構成して、移行を妨げている制限事項を削除します。

モバイル デバイスのトラブルシューティング

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モバイル デバイスがクライアント コンピュータに接続されていると ActiveSync をインストールできない

原因 :  モバイル デバイスがクライアント コンピュータに接続されていると、ActiveSync を完全にインストールすることができません。

解決策 :  モバイル デバイスをクライアント コンピュータから切断し、ログオフして、もう一度ログオンします。その後、ActiveSync を再インストールします。

詳細については、ヘルプとサポートを起動して、「クレイドルまたはケーブルを使用してモバイル デバイスを接続するには」を検索してください。

Pocket PC 2003 がサーバーと同期するように自動的に構成されない

原因 :  サーバーがブロードバンド接続ではなく、ダイヤルアップ接続を使用してインターネットに接続するように構成されています。

解決策 :  デバイスに同梱されているマニュアルを使用して Pocket PC 2003 を構成し、デバイスがサーバーと同期するように手動で構成します。また、モバイル デバイスでは Secure Sockets Layer (SSL) を無効にする必要があります。

モバイル デバイスで SSL を無効にするには

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ActiveSync] を起動します。
  2. [ツール] をクリックし、[オプション] をクリックします。
  3. [サーバー] タブをクリックし、[このサーバは SSL 接続が必要] チェック ボックスをオフにします。

重要

接続ウィザードを実行して [この PC と同期する] を選択すると、モバイル デバイスが受信トレイ、予定表、または連絡先と同期されない

原因 :  この問題は、以下の状況に該当する場合に発生することがあります。

解決策 :  デスクトップ コンピュータと同期するように ActiveSync を手動で構成します。

デスクトップ コンピュータと同期するように ActiveSync を手動で構成するには

  1. モバイル デバイスをクレイドルに差し込みます。
  2. デスクトップ コンピュータで、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントして、[Microsfot ActiveSync] をクリックします。
  3. [ツール] をクリックし、[オプション] をクリックします。
  4. [同期の設定] タブをクリックし、[サーバーとの同期を有効にする] チェック ボックスをオフにします。
  5. ActiveSync を使用して、すべての同期されたデータを削除することを確認するダイアログ ボックスが表示されたら、[OK] をクリックします。
  6. [受信トレイ]、[予定表]、および [連絡先] チェック ボックスをオンにして、[OK] をクリックします。

    デバイスは、デスクトップ コンピュータと同期されるようになります。

ハードウェア ルーターを使用しているとモバイル デバイスがクレイドル ケーブルで接続された場合に同期できない

原因 :  サーバーが単一のネットワーク カードとハードウェア ファイアウォールで構成されている場合、IP 偽造保護が組み込まれているルーターでは、ファイアウォールの内側に存在するクライアント コンピュータが外部のドメインに接続することが許可されません。

解決策 :  使用しているデバイス用の更新されたファームウェアが提供されているかどうかを、ハードウェアの製造元に問い合わせてください。また、DNS ゾーンを追加して、いくつかのハードウェア ルーターによる IP 偽造をバイパスすることもできます。

DNS ゾーンを追加するには

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックし、「dnsmgmt.msc」と入力します。DNS 管理コンソールが表示されます。
  2. コンソール ツリーで使用中のサーバー名をダブルクリックします。
  3. 詳細ウィンドウで [前方参照ゾーン] を右クリックし、[新しいゾーン] をクリックします。新しいゾーン ウィザードが表示されます。[次へ] をクリックします。
  4. [ゾーンの種類] ページで [プライマリ ゾーン] を選択します。次に、[Active Directory にゾーンを格納する (DNS サーバーがドメインコントローラーである場合にのみ利用可能)] チェック ボックスをオフにして、[次へ] をクリックします。
  5. [ゾーン名] ページで、[ゾーン名] ボックスに外部ドメインの完全修飾ドメイン名 (たとえば www.externaldomainname.com) を入力し、[次へ] をクリックします。
  6. [ゾーン ファイル] ページで、[次へ] をクリックします。
  7. [動的更新] ページで、[動的更新を許可しない] をクリックし、[次へ] をクリックします。
  8. [完了] をクリックして、新しいゾーン ウィザードを終了します。
  9. DNS 管理コンソールの詳細ウィンドウで、新しいゾーンを右クリックし、[新しいホスト] をクリックします。[新しいホスト] ダイアログ ボックスが表示されます。
  10. [名前] フィールドは空欄のままにします。[IP アドレス] ボックスに、サーバーのローカル エリア IP アドレスを入力し、[ホストの追加] をクリックします。
  11. [OK] をクリックし、[完了] をクリックして、[新しいホスト] ダイアログ ボックスを閉じます。

モバイル デバイスの初期同期に失敗する

原因 :  ActiveSync では、Microsoft Office Outlook 2003 のプロファイルを作成できません。ユーザーが Outlook 2003 を実行する前に ActiveSync を起動すると、プロファイルが見つからないことを示すエラー メッセージが表示されます。

解決策 :  クレイドルまたはケーブルを使用してモバイル デバイスを接続し、Outlook を起動します。その後、もう一度、モバイル デバイスを接続します。

クレイドルまたはケーブルを使用してモバイル デバイスを接続しているとインターネットを参照できない (Internet Security and Acceleration Server 2000 がインストールされている場合のみ)

原因 :  クレイドルまたはケーブルを使用してモバイル デバイスを接続している場合、インターネットの接続時に anonymous ユーザーと認識されます。Windows Small Business Server 2003 を実行しているコンピュータにインストールされている ISA Server では、anonymous ユーザーによるインターネットの参照は許可されません。

解決策 :  Microsoft Pocket PC Phone Edition 2002、Microsoft Pocket PC Phone Edition 2003、または Microsoft SmartPhone 2003 のマニュアルを参照し、ActiveSync の設定を構成する手順に従います。

ActiveSync の設定を構成するには

  1. クライアント コンピュータで、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントして、[Microsoft ActiveSync] をクリックします。
  2. [ツール] メニューの [オプション] をクリックし、[規則] タブをクリックします。
  3. [パススルー] の [接続] ボックスの下向き矢印をクリックし、[社内ネットワーク] をクリックします。

そのデバイスで初めてインターネットを参照するときには、ユーザー名とパスワードを入力する画面が表示されます。Windows Small Business Server の Internet Users グループのメンバになっているユーザー名を入力し、ActiveSync がサーバーと同期できるようにパスワードを保存します。

モバイル デバイスとクライアント コンピュータ間で接続を確立できない

原因 :  ユニバーサル シリアル バス (USB) の接続エラーが発生しています。

解決策 :  最新バージョンの ActiveSync にアップグレードします。ユーザーが既に最新バージョンの ActiveSync を使用している場合は、モバイル デバイスをクレイドルから取り外して (またはケーブルを切断して)、デバイスを無効にしてから、もう一度、接続します。

クレイドルまたはケーブルを使用して接続しているとモバイル デバイスを同期できない

原因 :  ActiveSync のパススルー オプションが正しく構成されていません。

解決策 :  [パススルー] オプションを構成します。

パススルー オプションを構成するには

  1. クライアント コンピュータで、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントして、[Microsoft ActiveSync] をクリックします。
  2. [ツール] メニューの [オプション] をクリックし、[規則] タブをクリックします。
  3. [パススルー] の [接続] ボックスの下向き矢印をクリックし、[インターネット] をクリックします。

詳細については、Microsoft ActiveSync のマニュアルを参照してください。Active Sync のヘルプを表示するには、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントします。次に、[Microsoft ActiveSync] をクリックし、[ヘルプ] をクリックします。

SmartPhone 2002、PocketPC 2002、または Wireless Application Protocol (WAP) 2.0 を使用した電話では Secure Sockets Layer (SSL) を使用して Outlook からアクセスすることができない

原因 :  これらの一部のデバイスでは、Windows Small Business Server の未署名の証明書を使用することがサポートされていません。

解決策 :  これらのデバイスがサーバーでサポートされるようにするには、信頼されている証明機関 (CA) から署名入りの証明書を購入します。

モバイル デバイスのトラブルシューティングに関する他の考慮事項

モバイル デバイスの問題を解決できない場合は、次の事項を確認してみてください。

詳細については、ヘルプとサポートを起動して、「サーバー上の Web サービスへのアクセスを許可する」を検索してください。

電子メールのトラブルシューティング

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複数の電子メール ドメイン名を持っていますが、電子メールとインターネット接続の構成ウィザードの [電子メール ドメイン] ページでは 1 つしかドメイン名を入力できない

原因 :  電子メールとインターネット接続の構成ウィザードの [電子メール ドメイン] ページでは、返信先アドレスに使用できる電子メール ドメインが 1 つに制限されています。

解決策 :  ウィザードの実行時には、いずれかの電子メール ドメイン名を使用します。その後、別の電子メール ドメイン用に Exchange Server 2003 でカスタム受信者ポリシーを作成できます。カスタム受信者ポリシーを作成すると、別の電子メール ドメインに存在するユーザーにも適切な電子メール アドレスが生成されます。

詳細については、Exchange Server のマニュアルで 「新しい受信者ポリシーの作成」を検索してください。Exchange Server のヘルプにアクセスするには、[スタート] ボタンをクリックし、[サーバー管理] をクリックして、F1 キーを押します。

Exchange Server のメールボックスに迷惑メールが配信される

原因 :  Exchange Server で接続フィルタが構成されていません。

解決策 :  Exchange 2003 では、ブロック リストに基づいた接続フィルタがサポートされています (ブロック リストとは、Exchange Server で確認されたスパム ソースを識別する際にクエリするリストです)。接続フィルタでは、既知の迷惑メールの送信元、ダイヤルアップ ユーザー アカウントのリスト、サーバーで保持しているブロック リストの IP アドレスに基づいて中継を許可するサーバーの一覧を作成する外部サービスを使用しています。接続フィルタは、サードパーティ製のコンテンツ フィルタ製品を補完する機能です。グローバル許可一覧とグローバル拒否一覧を作成し、グローバルにすべての電子メールを許可または拒否することにより、組み込みのブロック リスト プロバイダを使用せずに、接続フィルタを構成することもできます。

接続フィルタを構成するには、まず接続フィルタ処理のルールを作成し、その後、作成したルールを SMTP 仮想サーバーに適用する必要があります。詳細については、Exchange Server のヘルプで「接続フィルタ処理の構成」を検索してください。Exchange Server のヘルプにアクセスするには、[スタート] ボタンをクリックし、[サーバー管理] をクリックして、F1 キーを押します。

監視のトラブルシューティング

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ユーザー アカウントが攻撃されていることを知らせる警告が表示される

原因 :  ユーザー アカウントのパスワードを忘れたユーザーが何度もログオンしようとしました。この警告は、特定のユーザーのログオンの失敗回数がアカウントのロックアウトのしきい値を超えた場合に表示されます。

解決策 :  ユーザー アカウントのパスワードをリセットします。

ユーザーのパスワードをリセットするには

この操作を完了するには、Domain Admins セキュリティ グループのメンバとしてログオンする必要があります。

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[サーバー管理] をクリックします。
  2. コンソール ツリーで、[ユーザー] をクリックします。
  3. 詳細ウィンドウで、ユーザー アカウントをクリックし、[パスワードの変更] をクリックします。
  4. [新しいパスワード] ボックスと [パスワードの確認入力] ボックスに、パスワードを入力します。
  5. 必要に応じて、[ユーザーは次回ログオン時にパスワードの変更が必要] チェック ボックスをオンまたはオフにし、[OK] をクリックします。

原因 :  実際に攻撃が加えられました。この警告は、特定のユーザーのログオンの失敗回数がアカウントのロックアウトのしきい値を超えた場合に表示されます。

解決策 :  アカウントが攻撃されている可能性がある場合、次の操作を行う必要があります。

ネットワークをセキュリティで保護する方法の詳細については、Microsoft Security ホーム (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=102) を参照してください。

サーバーの使用状況レポートにインターネット アクティビティの使用情報が表示されない

原因 :  インターネットへのアクセスにルーターをファイアウォールとして使用している可能性があります。Windows Small Business Server 2003 では、サードパーティ製デバイスのファイアウォール統計を監視することができないため、サーバーの使用状況レポートには、インターネット アクティビティの使用情報は含まれません。

解決策 :  Windows Small Business Server 2003 を実行しているコンピュータに別のネットワーク アダプタを取り付け、電子メールとインターネット接続の構成ウィザードを使用して、サーバーでルーティングとリモート アクセス サービスをファイアウォールとして有効にします。

原因  インターネットへのアクセスに Internet Security and Acceleration (ISA) Server ファイアウォールを使用している可能性があります。Windows Small Business Server 2003 では、ISA Server のファイアウォール統計を監視することができません。

解決策 :  監視とレポート作成を行えるように ISA Server を構成します。監視と報告を行えるように ISA Server を構成する方法の詳細については、ISA Server のヘルプで「監視とレポート」を検索してください。ISA Server のヘルプにアクセスするには、[スタート] ボタンをクリックし、[サーバー管理] をクリックして、F1 キーを押します。

Outlook Express でサーバー パフォーマンス レポートやサーバーの使用状況レポートを受信できない

原因 :  既定では、Outlook Express では、危害を加える可能性のある添付ファイルを開くことを防ぐために、電子メールに添付されている特定の種類のファイルがブロックされます。その結果、サーバー パフォーマンス レポートやサーバーの使用状況レポートを開けないことがあります。

解決策 :  添付ファイルを許可するように Outlook Express を構成します。

添付ファイルを許可するように Outlook Express を構成するには

  1. Outlook Express を起動します。
  2. [ツール] メニューの [オプション] をクリックします。
  3. [セキュリティ] タブで [ウイルスの可能性がある添付ファイルを保存したり開いたりしない] チェック ボックスをオフにし、[OK] をクリックします。

サーバー パフォーマンス レポートやサーバーの使用状況レポートに選択したログ ファイルが含まれない

原因 :  選択したログ ファイルに前回のサーバー パフォーマンス レポートやサーバーの使用状況レポートに添付されたものから変更がない場合、または複数のログ ファイルを生成するアプリケーション (インターネット インフォメーション サービスなど) の新しいファイルが存在しない場合、それらのログ ファイルを選択していてもサーバー パフォーマンス レポートまたはサーバーの使用状況レポートにログ ファイルは含まれません。

解決策 :  特に必要な操作はありません。選択したログ ファイルの最新版を確認するには、前回配信されたサーバー パフォーマンス レポートまたはサーバーの使用状況レポートから添付ファイルを開きます。

自動的に開始するように設定したサービスの実行が停止する

原因 :  一部のサービスには、自動的に開始するように構成されていても、実行するタスクがない場合には実行を停止するものがあります。この現象が発生すると、サーバー パフォーマンス レポートでは、これらのサービスは実行されていないものとして報告されます。この現象は、次のサービスで発生することが確認されています。

解決策 :  これらのサービスは、使用されていないときに実行を停止するように設計されています。これらのサービスが実行されていないことが、サーバー パフォーマンス レポートで報告されないようにするには、サービスの [スタートアップの種類] を [手動] に変更します。

[スタートアップの種類] を [手動] に変更するには

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[サーバー管理] をクリックします。
  2. コンソール ツリーで、[監視とレポート作成] をクリックし、[サービスの表示] をクリックします。
  3. 詳細ウィンドウで、スタートアップの種類を変更するサービスを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  4. [スタートアップの種類] ボックスの一覧の [手動] をクリックし、[OK] をクリックします。

詳細については、ヘルプとサポートを起動し、「概念 : サーバの稼動状態を監視する」を検索します。

監視の警告が配信されない

原因 :  ヘルス モニタ構成のインポート ウィザードを使用してヘルス モニタの構成をインポートすると、インポートした操作が正常に機能しないことがあります。この問題は、インポートした操作の設定が、依然として、エクスポートされたコンピュータと関連付けられている場合に発生します。たとえば、電子メール操作に指定されている SMTP サーバーが正しくなかったり、またはスクリプト アクションに無効なファイル パスが指定されている可能性があります。

解決策 :  インポートした操作の設定を確認し、必要に応じて設定を変更します。

インポートした操作を表示するには

  1. [スタート] をクリックして、[管理ツール] をポイントして、[ヘルス モニタ] をクリックします。
  2. コンソール ツリーで、[操作] をクリックします。
  3. 詳細ウィンドウで、アクションを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  4. 各タブの設定を確認し、必要に応じて編集します。
  5. 操作ごとに手順 3. と 4. を繰り返します。
詳細については、ヘルプとサポートを起動し、「インポートされたヘルス モニタの構成の設定を更新するには」を検索してください。

バックアップと復元のトラブルシューティング

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NTBackup ログに何も記録されない

原因 :  タスク マネージャで NTBackup.exe を手動で終了したか、または NTBackup.exe の起動中にエラーが発生しました。

解決策 :  NTBackup を手動で実行し、Small Business Server バックアップ スクリプトを読み込みます。

NTBackup を手動で実行してスクリプトを読み込むには

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。次に、「ntbackup」と入力し、[OK] をクリックします。バックアップまたは復元ウィザードが起動します。
  2. [バックアップまたは復元ウィザードの開始] ページで [詳細モードに切り替えて実行する] をクリックします。
  3. [バックアップ] タブをクリックします。
  4. [ジョブ] メニューの [選択したジョブの読み込み] をクリックします。
  5. [ファイル名] ボックスに「%sbsprogramdir%\backup」と入力します。
  6. Small Business Backup Script.bks をクリックし、[開く] をクリックします。
  7. [バックアップ] タブで、[バックアップの開始] をクリックします。

バックアップが正常に完了したら、サーバー管理のバックアップ タスクパッドから Windows Small Business Server バックアップの構成ウィザードを起動します。問題が解決しない場合は、[スタート] ボタンをクリックし、[サーバー管理] をクリックします。[情報センター] をクリックし、[コミュニティ Web サイト] または [テクニカル サポート] のいずれかをクリックして、問題に関する情報を入手します。

バックアップに失敗した場合は、エラー メッセージを確認して、問題に関する情報を収集します。

Script.bks が見つからないことが原因でバックアップに失敗する

原因 :  Exchange インフォメーション ストアが実行されていません。

解決策 :  Exchange インフォメーション ストアを開始します。

Exchange インフォメーション ストアを開始するには

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックし、「Services.msc」と入力します。
  2. 詳細ウィンドウで [Microsoft Exchange Information Store] を右クリックし、[開始] をクリックします。

原因 :  

解決策 :  サーバー管理のバックアップ スナップインからバックアップの構成ウィザードを再実行し、既定の設定にリセットします。

マイ ドキュメントのリダイレクトに失敗する

原因 :  オフラインで利用できないファイルがあります。次の拡張子を持つファイルは、オフラインでは利用できません。

ユーザーの [マイ ドキュメント] フォルダをサーバーにリダイレクトするように構成すると、上記の拡張子を持つファイルはサーバーにしか保存されず、クライアント コンピュータでのログオンまたはログオフ時には保存されません。

これらの種類のファイルを同期しようとすると、次のエラー メッセージが表示されます。

Windows がデータを同期しているときに警告が発生しました。結果:オフライン ファイル (\\server\share)
Filename を \\server\share ではオフラインで使用可能にできません。この種類のファイルはオフラインで利用できません。

この問題の詳細については、「サポート技術情報」 (Microsfot Knowledge Base) で文書番号 252509 の資料「[NT]Err Msg: この種類のファイルはオフラインで使用できません」を参照してください。

解決策 :  オフラインで利用できないファイルがあり、ログオフおよびログオン時に、このメッセージが表示されないようにするには、次のいずれかの操作を実行します。

どちらの場合も、サーバーが使用できなくなると、オフラインで利用できないファイルは使用できなくなります。ただし、既定では、オフラインで利用できないファイルは、サーバーのバックアップに含められます。オフライン フォルダを無効にすると、そのフォルダに含まれているファイルは、オフラインで利用できるかどうかに関係なく、サーバーが使用できなくなると利用できなくなります。

イベント ログのサイズを小さくするには

  1. エクスプローラで [ツール] メニューの [フォルダ オプション] をクリックします。
  2. [オフライン ファイル] タブで、[オフライン ファイルを使えるようにする] チェック ボックスをオフにします。

エラー番号 800xxxxx でボリューム シャドー コピー サービスが失敗する

ボリューム シャドー コピー サービスのエラーには、複数の原因があります。以下に、可能性の高いものから順にエラーの原因を一覧します。

次のセクションの情報を使用して、ボリューム シャドウ コピー サービスが失敗する原因を特定し、問題を修正します。

原因 :  ボリューム シャドウ コピー サービスが有効になっているドライブの空きディスク領域が少なくなっています。

ボリューム シャドウ コピー サービスが有効になっているドライブの空きディスク領域が少なくなっているかどうかを確認するには

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[マイ コンピュータ] をクリックします。ハード ディスク ドライブを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  2. [シャドウ コピー] タブをクリックします。
  3. シャドウ コピーが有効になっているボリュームをクリックし、[設定] をクリックします。
  4. [記憶域] ボックスの [詳細] をクリックし、[使用領域] 列と [最大サイズ] 列を比較して、ディスクの空き領域が少ないかどうかを判断します。

解決策 :  システム ドライブと削除されたファイルの保管 (ボリューム シャドウ コピー サービス) が有効になっているドライブのディスクの空き領域を増やします。

原因 :  ディスクの断片化が進んでいます。

解決策 :  すべてのシステム ハード ディスクを最適化します。

原因 :  SQL Server 2000 がインストールされており、復旧モデルが [シンプル] に設定されていない複数のデータベースが存在します。Windows Small Business Server 2003 バックアップでは、この種類のデータベースをバックアップできません。

解決策 :  SQL Server 2000 データベースの復旧モデルを [シンプル] に設定します。

SQL Server 2000 データベースの復旧モデルを [シンプル] 設定するには

  1. SQL Server Enterprise Manager を起動します。
  2. [Microsoft SQL Servers] をダブルクリックし、[SQL Server グループ] をダブルクリックして、[データベース] をダブルクリックします。
  3. 各データベースを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。[オプション] タブで、[復旧] の [モデル] を [シンプル] に設定します。

SQL Server データベースの復旧モデルの詳細については、SQL Server のヘルプで「復旧モデル」を検索してください。

原因 :  イベント ログのサイズが 64 MB を超えています。

解決策 :  イベント ログの最大サイズを 64 MB に減らします。

イベント ログのサイズを小さくするには

この操作を完了するには、Domain Admins セキュリティ グループのメンバとしてログオンする必要があります。

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[イベント ビューア] をクリックします。
  2. コンソール ツリーで、64 MB より大きなイベント ログをクリックします。
  3. [操作] メニューの [プロパティ] をクリックします。
  4. [全般] タブの [最大ログ サイズ] ボックスでログ サイズを 64,000 KB 以下に指定します。
  5. 新しい設定を有効にするには、[ログの消去] をクリックします。

現在ログに記録されている情報を保持するには、ログを消去する前に表示される元のログを保存するかどうかを確認するメッセージ ボックスで [はい] をクリックし、[OK] をクリックします。

原因 :  ディレクトリ サービスのアクセスの監査が有効になっています。

ディレクトリ サービスのアクセスの監査が有効になっているかどうかを確認するには

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックして、「rsop.msc」と入力します。
  2. 詳細ウィンドウで、[コンピュータの構成] をダブルクリックし、[Windows の設定] をダブルクリックします。次に、[セキュリティの設定] をダブルクリックし、[ローカル ポリシー] をダブルクリックして、[監査ポリシー] をダブルクリックします。
  3. ディレクトリ サービスのアクセスの監査ポリシーの [コンピュータの設定] 列で、[成功] または [失敗] のどちらかが設定されていることを確認します。

    ディレクトリ サービスのアクセスの監査が有効になっていない場合、[コンピュータの設定] 列には [監査しない] が表示されます。

解決策 :  ディレクトリ サービスのアクセスの監査を無効にします。

ディレクトリ サービスのアクセスの監査を無効にするには

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[サーバー管理] をクリックします。
  2. コンソール ツリーで [詳細管理] をクリックし、[グループ ポリシーの管理] をクリックします。
  3. [フォレスト]、[ドメイン]、[your domain]、[Domain Controllers] を順に展開し、[Small Business Server の監査のポリシー] を右クリックします。
  4. [編集] をクリックして、グループ ポリシー オブジェクト エディタを起動します。
  5. グループ ポリシー オブジェクト エディタで、[コンピュータの構成]、[Windows の設定]、[セキュリティの設定]、[ローカル ポリシー]、[監査ポリシー] を順に展開します。
  6. [ディレクトリ サービスのアクセスの監査] をダブルクリックします。
  7. [成功] チェック ボックスと [失敗] チェック ボックスがオンになっている場合は、これらのチェック ボックスをオフにします。
  8. [スタート] ボタンをクリックし、[コマンド プロンプト] をクリックして、「gpupdate /Force」と入力し、ポリシーの設定を更新します。

ファイルの一部がバックアップされない

原因 :  バックアップ先では削除されたファイルの保管 (ボリューム シャドウ コピー サービス) が有効になっており、削除されたファイルの保管に割り当てられた領域には、バックアップ ファイル全体を保存するための十分な領域がありません。

解決策 :  バックアップ構成ウィザードを使用して削除されたファイルの保管 (ボリューム シャドウ コピー サービス) を無効にするか、またはバックアップ先に別の場所を指定します。

固定のドライブが無効というエラーでバックアップに失敗する

原因 :  バックアップ先にバックアップ ファイルを書き込んでいるときにタイムアウトが発生しました。

解決策 :

原因 :  バックアップ先のドライブでディスクの空き領域が不足しています。

解決策 :  バックアップ先のディスクに、バックアップを保存するのに十分な領域があることを確認します。

テープ メディアが見つからないというエラーでバックアップに失敗する

原因 :  ドライブにテープがありません。

解決策 :  ドライブにテープを挿入します。

原因 :  システムでテープ ドライブが認識されていません。

解決策 :

エラー番号 8007422 でバックアップに失敗する

原因 :  Windows Small Business Server バックアップが成功または失敗したかを判断するには、Windows Management Instrumentation サービスが開始されている必要があります。

解決策 :  Windows Management Instrumentation サービスを開始します。

Windows Management Instrumentation を開始するには

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックし、「Services.msc」と入力します。
  2. 詳細ウィンドウで [Windows Management Instrumentation] を右クリックし、[開始] をクリックします。

問題が解決しない場合は、[スタート] ボタンをクリックし、[サーバー管理] をクリックします。[情報センター] をクリックし、[コミュニティ Web サイト] または [テクニカル サポート] のいずれかをクリックして、問題に関する情報を入手します。

メディアの最後が検出されたというエラーでバックアップに失敗する

原因 :  バックアップ先に指定したメディアにバックアップが収まりませんでした。

解決策 :

原因 :  バックアップ先に、FAT ファイル システムでフォーマットされたハード ドライブが指定されています。FAT でフォーマットされたドライブでサポートされているファイルの最大サイズは 4 GB です。バックアップのサイズが 4 GB を超える場合、バックアップは、バックアップ先ハード ドライブのサイズを超えてしまいます。

解決策 :  convert.exe を使用してバックアップ先のドライブを NTFS ファイル システムに変換します。convert.exe の使用方法の詳細については、「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) で文書番号 214579 の資料「Convert.exeを使用してパーティションをNTFSに変換する方法」を参照してください。

原因 :  バックアップ先に指定したハード ドライブにバックアップが収まりませんでした。

解決策 :  バックアップ先に指定したハード ドライブのディスクの空き領域を増やします。

矛盾が検出されたというエラーでバックアップに失敗する

原因 :  バックアップ先に現在バックアップ中のローカル コンピュータの UNC パスが指定されています。

解決策 :  バックアップ構成ウィザードを使用して、バックアップ先を別の場所に変更します。または、バックアップ構成ウィザードを使用して、問題の UNC パスをバックアップ対象から除外します。

[マイ ドキュメントのプロパティ] ダイアログ ボックスに [以前のバージョン] タブが表示されないためにユーザーがファイルを復元できない

原因 :  削除したファイルに記憶域を割り当てるオプションが有効になっていて、[マイ ドキュメント] フォルダのリダイレクト先が最近変更された場合、定期的にスケジュールされたスナップショットが実行されていません。

解決策 :  特に必要な操作はありません。[以前のバージョン] タブは、次回の定期的にスケジュールされたスナップショットが発生した後に表示されるようになります。既定では、スナップショットは午前 7 時と正午に実行されるようにスケジュールされています。

インターネット アクセスのトラブルシューティング

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既存 DHCP サーバー (ルーター デバイスなど) から DHCP サーバーとして Windows Small Business Server 2003 を使用するように切り替える

原因 :  既存の DHCP サーバーを無効にし、Windows Small Business Server 2003 を実行しているコンピュータに DHCP Server サービスをインストールし、ネットワークの DHCP スコープを構成する必要があります。

解決策 :  DHCP サーバーとして Windows Small Business Server 2003 を使用すると、ローカル ネットワークに適した DHCP 設定が構成されることが保証されます。Windows Small Business Server ネットワークの DHCP スコープのオプションには、すべてのルーター デバイスの DHCP サービス用に構成することができないものもあります。

Windows Small Business Server ネットワークで DHCP をインストールおよび構成する方法の詳細については、ヘルプとサポートを起動して、「DHCP サーバーをインストールするには」を検索してください。

インターネットへの接続に使用しているダイヤルアップ接続の電話番号を変更する必要がある

原因 :  インターネットへの接続にダイヤルアップ接続を使用している場合、ダイヤリングは、Windows Small Business Server 2003 を実行しているコンピュータのファイアウォールで処理されます。そのため、インターネットのダイヤルアップ接続で使用する電話番号を変更するには、Windows Small Business Server 2003 を実行しているコンピュータのファイアウォール設定の接続情報を変更する必要があります。

解決策 :  ダイヤルアップ接続で使用している電話番号を変更する一番簡単な方法は、電子メールとインターネット接続の構成ウィザードを実行して、新しいダイヤルアップ接続を追加する方法です。

クライアント コンピュータからサーバーに接続できない

原因 :  クライアント コンピュータのネットワーク アダプタが静的 IP アドレスを使用して構成されている可能性があります。サーバーでは、ローカル ネットワーク アダプタの IP アドレスに依存するネットワーク サービスを実行しているので、クライアント コンピュータで静的に割り当てられた IP アドレスを使用していると、このようなサービスとの接続で問題が発生することがあります。

解決策 :  DHCP を使用して IP アドレスを取得するようにクライアント コンピュータを構成します。IP アドレスは、既存のファイアウォール デバイスの範囲内のものを使用する必要があります。

ルーターで DCHP サービスが提供されている場合、ネットワーク環境に合わせてサービスを構成する必要があります。詳細については、『ファースト ステップアップ ガイド』の「付録 C」を参照してください。

インターネットに接続するネットワーク アダプタの IP アドレスを動的に割り当てられたものから静的に割り当てられたもの (または、その逆) に変更する必要がある

原因 :  インターネット サービス プロバイダ (ISP) のサーバーが動的 IP アドレスではなく、静的 IP アドレスを使用するように切り替わりました。

解決策 :  ネットワーク接続を再構成します。

ネットワーク接続を再構成するには

  1. Windows Small Business Server 2003 を実行しているコンピュータで、[スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をポイントします。次に、[ネットワーク接続] をポイントし、再構成するネットワーク接続をクリックして、[プロパティ] をクリックします。
  2. [インターネット プロトコル (TCP/IP)] をダブルクリックし、ネットワーク 接続に IP アドレスが割り当てられる方法を変更します。

重要

イントラネットのトラブルシューティング

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内部 Web サイトにアクセスしようとすると資格情報を求めるダイアログ ボックスが表示される

原因 :  当該の内部 Web サイトは、Windows SharePoint Services ベースのサイトです。このサイトは、Windows SharePoint Services サイト グループのメンバのみが使用できます。資格情報を求めるダイアログ ボックスが表示されるユーザーは、サイト グループ メンバシップを持っていません。

解決策 :  Windows Small Bueiness Server テンプレート ベースのユーザー アカウントを作成します。これらのテンプレートは既定でサイト グループのメンバになっているので、このテンプレート ベースで作成したユーザー アカウントには、内部 Web サイトにアクセスするためのアクセス許可が与えられます。

詳細については、ヘルプとサポートを起動し、「ユーザー アカウントを追加するには」を検索してください。

内部 Web サイトにあるドキュメントを保存または編集できない

原因 :  クライアント コンピュータで、Microsoft Office XP 以前のバージョンの Office アプリケーションを実行している可能性があります。

解決策 :  ユーザーが内部 Web サイト上にあるドキュメントを保存または編集できるようにするには、クライアント コンピュータにインストールされているアプリケーションを Office XP 以降にアップグレードします。

内部 Web サイトで検索機能が利用できない

原因 :  Windows Small Business Server を実行しているコンピュータで、Microsoft SQL Server Data Engine (MSDE) が実行されている可能性があります。MSDE では、全文検索がサポートされていません。

解決策 :  MSDE を SQL Server 2000 以降にアップグレードし、全文検索コンポーネントを追加します。SQL Server の評価版または再販禁止版は、MSDE からのアップグレードには使用できません。

インターネットの検索エンジンの検索結果ページに自分のリモート Web ワークプレースのログオン ページが表示される

原因 :  この現象は、電子メールとインターネット接続の構成ウィザードを使用して、インターネット上にビジネス Web サイトを公開した後に発生することがあります。Web ロボットというインターネットのコンポーネントでは、Web サイトで公開されているさまざまなページのハイパーリンクを追跡して自動的に検索して、Web サイトにで開されているドキュメントやページの一覧を作成します。

解決策 :  Web ロボットにより、自分の Web サイトの一部または全体が一覧に含められないようにするには、メモ帳などのテキスト エディタを使用して robots.txt というファイルを作成します。以下のいずれかの例のテキストを使用して、Web ロボットで一覧を作成できないようにする Web サイトのフォルダを指定します。このファイルを作成したら、既定の Web サイトのルート (%systemdrive%\inetpub\wwwroot) にファイルを発行します。

Web サイト全体を Web ロボットによる一覧作成の対象から除外するには、次のテキストを使用します。

User-agent: *
Disallow: /

ビジネス Web サイトを Web ロボットによる一覧作成の対象に含めるが、リモート Web ワークプレースなどイントラネットまたは個人用の内部 Web サイトを一覧作成の対象から除外するには、次のテキストを使用します。

User-agent: *
Disallow:  /_vti_bin/
Disallow:  /clienthelp/
Disallow:  /exchweb/
Disallow:  /remote/
Disallow:  /tsweb/
Disallow:  /aspnet_client/
Disallow:  /images/
Disallow:  /_private/
Disallow:  /_vti_cnf/
Disallow:  /_vti_log/
Disallow:  /_vti_pvt/
Disallow:  /_vti_script/
Disallow:  /_vti_txt/

robots.txt の使用に関する詳細については、Web Robots ページ (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=25134) (英語) を参照してください。

共有ネットワーク リソースのトラブルシューティング

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FAX を受信できない

原因 :  イベント ログに FAX のエラーが表示されておらず、外部モデムを使用していて、FAX サービスが実行されている場合、モデムをリセットする必要がある場合があります。

解決策 :  モデムをリセットするには、モデムを取り外して、再度取り付けます。

FAX 構成ウィザードまたは FAX 管理コンソールでドキュメント ライブラリに FAX をルーティングするオプション (ドキュメント ライブラリに保存) が表示されない

原因 :  コントロール パネルの [Windows コンポーネントの追加と削除] を使用して FAX サービスを削除し、再インストールしています。

解決策 :  コントロール パネルの [Windows コンポーネントの追加と削除] を使用して FAX サービスを削除し、その後、Windows Small Business Server 2003 セットアップの [インストール] オプションを使用して、サービスを再インストールします。

FAX サービスを削除して再インストールするには

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックします。次に、[アプリケーションの追加と削除] をクリックし、[Windows コンポーネントの追加と削除] をクリックします。
  2. Windows コンポーネント ウィザードで [FAX サービス] チェック ボックスをオフにします。
  3. [完了] をクリックして、ウィザードを終了します。
  4. [アプリケーションの追加と削除] ダイアログ ボックスで、[現在インストールされているプログラム] ボックスの一覧の [Microsoft Windows Small Business Server 2003] をクリックし、[変更と削除] をクリックします。
  5. [コンポーネントの選択] ページが表示されるまで、ウィザードの指示に従います。
  6. FAX サービスをインストールするには、[FAX サービス] の [アクション] ドロップダウン リストをクリックし、アクションを [インストール] に変更します。
  7. [次へ] をクリックして続行します。セットアップを完了するには、画面に表示される指示に従います。

ウイルス スキャンの実行後にユーザーがサーバーにログオンできない

原因 :  この問題は、Windows Small Business Server 2003 を実行しているコンピュータでウイルス スキャンの実行中またはリアルタイム ウイルス スキャンの使用中に電子メール メッセージでウイルスが検出された場合に発生することがあります。この問題が発生すると、一部のサービスやアプリケーションが正常に機能しなくなることがあります。この問題の影響を受けたサービスについては、イベント ログにメッセージが記録されます。

解決策 :  リアルタイム ウイルス スキャンの対象から一部のフォルダ (電子メール、FAX キュー、SQL データベースなど) を除外することを検討します。使用中のウイルス対策ソフトウェアに隔離機能がある場合は、その機能を無効にすることも検討してください。この操作方法の詳細については、ウイルス対策ソフトウェアの製造元の Web サイトにアクセスするか、またはウイルス対策ソフトに同梱されているオンライン ヘルプまたはユーザー マニュアルを参照してください。

この問題に対する修正プログラムが提供されているかどうかについては、ウイルス対策ソフトウェアの製造元に問い合わせてください。

ウイルス スキャンの実行後にサービスまたはアプリケーションが正常に機能しない

原因 :  Windows Small Business Server 2003 を実行しているコンピュータでウイルス スキャンの実行中またはリアルタイム ウイルス スキャンの使用中に電子メール メッセージでウイルスが検出された場合に、この問題が発生することがあります。この問題が発生すると、一部のサービスやアプリケーションが正常に機能しなくなることがあります。この問題の影響を受けたサービスについては、イベント ログにメッセージが記録されます。

解決策 :  リアルタイム ウイルス スキャンの対象から一部のフォルダ (電子メール、FAX キュー、SQL データベースなど) を除外することを検討します。使用中のウイルス対策ソフトウェアに隔離機能がある場合は、その機能を無効にすることも検討してください。この操作方法の詳細については、ウイルス対策ソフトウェアの製造元の Web サイトにアクセスするか、またはウイルス対策ソフトに同梱されているオンライン ヘルプまたはユーザー マニュアルを参照してください。

この問題に対する修正プログラムが提供されているかどうかについては、ウイルス対策ソフトウェアの製造元に問い合わせてください。

リモート接続のトラブルシューティング

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Windows Small Business Server 2003 を実行しているコンピュータ上のセキュリティで保護された Web サイトにアクセスしようとするとセキュリティの警告が表示される

原因 :  通常、この問題は、電子メールとインターネット接続の構成ウィザードを使用して、会社の Web サイト用の未署名の証明書を作成した後に発生します。この証明書は、信頼された証明機関ではなく、Windows Small Business Server により発行されたものなので、サーバー自体が接続先のサーバーとして認証されていません。

解決策   :

リモート Web ワークプレースでリモート デスクトップ接続の音声を無効にできない

原因 :  コンピュータを選択するページの [リモート コンピュータのサウンドをこのコンピュータで聴くことができるようにします] オプションは、リモート Web ワークプレースの Web サイトを Internet Explorer の信頼済みサイト ゾーンに追加するまで無効にすることはできません。既定では、音声は再生されます。

解決策 :  リモート Web ワークプレースを Internet Explorer の信頼済みサイト ゾーンに追加します。

リモート Web ワークプレースを Internet Explorer の信頼済みサイト ゾーンに追加するには

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[Internet Explorer] をクリックします。
  2. [ツール] メニューの [インターネット オプション] をクリックします。
  3. [セキュリティ] タブで、[信頼済みのサイト] をクリックし、[サイト] をクリックします。
  4. [次の Web サイトをゾーンに追加する] ボックスにリモート Web ワークプレースの URL を入力し、[追加] をクリックします。
  5. [OK] をクリックし、もう一度 [OK] をクリックします。

リモート Web ワークプレースを使用してリモート コンピュータをクライアント コンピュータに接続すると、接続が確立される前にエラー メッセージが表示される

原因 :  クライアント コンピュータの電源が入っていない可能性があります。

解決策 :  クライアント コンピュータの電源が入っていること、クライアント コンピュータが Windows Small Business Server ネットワークに接続されていることを確認します。

原因 :  クライアント コンピュータでリモート デスクトップ接続が有効になっていない可能性があります。

解決策 :  接続先のコンピュータでリモート デスクトップが有効になっていることを確認します。

リモート デスクトップを有効にするには

この操作を完了するには、Domain Admins セキュリティ グループのメンバとしてログオンする必要があります。

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックします。次に、[パフォーマンスとメンテナンス] をクリックし、[システム] をクリックします。
  2. [リモート] タブで、[このコンピュータにユーザーがリモートで接続することを許可する] チェック ボックスをオンにします。
  3. コンピュータにリモートで接続するための適切なアクセス許可があることを確認し、[OK] をクリックします。コンピュータにリモートで接続するには、コンピュータの管理者または Remote Desktop Users グループの メンバである必要があります。

Windows Small Business Server ネットワーク上の別のコンピュータから、リモート デスクトップ接続を作成し、コンピュータに接続して、リモート デスクトップが有効になっていることを確認します。リモート デスクトップを起動するには、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントします。次に、[アクセサリ] をポイントし、[通信] をポイントして、[リモート デスクトップ接続] をクリックします。

クライアント コンピュータでファイアウォール ソフトウェアを実行している場合、そのソフトウェアでポート 3389 へのアクセスがブロックされていないことを確認します (ポート 3389 は、リモート デスクトップ接続専用のポートです)。詳細については、ファイアウォールの製造元から提供されているマニュアルを参照してください。

原因 :  リモート コンピュータで許可された最大接続数を超過した可能性があります。

解決策 :  接続先のコンピュータで許可された最大接続数が超過していないことを確認します。Windows XP Professional を実行しているコンピュータに接続している場合、一度に接続できるユーザーは 1 人だけです。アプリケーションを共有しているサーバーに接続している場合、最大接続数は、会社で購入したクライアント アクセス ライセンス (CAL) の数によって異なります。詳細については、管理者に問い合わせてください。

原因 :  ファイアウォールの設定により、ポート 4125 がブロックされている可能性があります。

解決策 :  Windows Small Business Server を実行しているコンピュータで、ポート 4125 がインターネットに対して開いていることを確認します (ポート 4125 は、リモート Web ワークスペース専用のポートです)。電子メールとインターネット接続の構成ウィザードを実行して、リモート Web ワークプレースを公開するように選択した場合、この設定はサーバー側で自動的に構成されます。ユニバーサル プラグ アンド プレイ (UPnp) をサポートしていないルーターまたはファイアウォール デバイスを使用している場合は、ポート 4125 経由のインターネット トラフィックを受け付けるように、これらのデバイスを手動で構成する必要があります。詳細については、デバイスの製造元が提供しているマニュアルを参照してください。

Windows Small Business Server を実行しているコンピュータで、Microsoft Internet Security and Acceleration (ISA) Server を実行している場合、電子メールとインターネット接続の構成ウィザードを実行して、リモート Web ワークプレースを公開するオプションを選択すると、ISA Server は自動的にリモート デスクトップ接続を許可するように構成されます。

ISA Server 経由でインターネットにアクセスするリモート コンピュータから接続するには、ISA Server の管理者が、ポート 4125 経由の発信トラフィックを許可するプロトコル規則を作成する必要があります。また、リモート コンピュータには、ISA ファイアウォール クライアントをインストールする必要があります。

インターネット サービス プロバイダ (ISP) で、ポート 4125 経由のインターネット トラフィックがブロックされていないことを確認します。

[会社のコンピュータに接続] をクリックすると、コンピュータの一覧にクライアント コンピュータが表示されなくなる

原因 :  クライアント コンピュータが Windows Small Business Server ドメインに参加していません。

解決策 :  クライアント コンピュータを Windows Small Business Server ドメインに参加させます。

クライアント コンピュータを Windows Small Business Server ドメインに参加させるには

  1. Internet Explorer で、アドレス バーに次の URL を入力します。

    https://servername/connectcomputer (ここで servername には Windows Small Business Server 2003 を実行しているコンピュータ名を指定します)

  2. [今すぐネットワークに接続] をクリックし、ネットワークの構成ウィザードの指示に従って、クライアント コンピュータを Windows Small Business Server ドメインに参加させます。

原因 :  クライアント コンピュータでは、Windows XP Professional 以降が実行されていません。

解決策 :  クライアント コンピュータでは、Windows XP Professional 以降が実行されていることを確認します。

原因 :  ログオンしているコンピュータのリモート Web ワークプレースにアクセスしようとしています。

解決策 :  別のコンピュータからリモート Web ワークプレースにアクセスします。

リモート Web ワークプレースでリンクが消えたり、表示されたりする

原因 :  リモート Web ワークプレースのリンクは動的であり、インターネットから利用できる Windows Small Business Server のネットワーク機能に基づいて表示されています。セキュリティ上の理由により、ネットワーク管理者が、リンクを手動で無効にすることもあります。また、以前のブラウザを使用している公共の、または共有のコンピュータからリモート Web ワークプレースにアクセスしている場合にも、リンクが表示されないことがあります。

解決策 :  この動作は仕様によるものです。定期的に使用しているリンクが表示されなくなった場合は、ネットワーク管理者に連絡するか、公共、または共有のコンピュータにインストールされているブラウザを最新バージョンにアップグレードするか、または自分専用のコンピュータからリモート Web ワークプレースにアクセスしてください。

Web ブラウザでリモート Web ワークプレース機能にアクセスできない

原因 :  一部のブラウザでは、リモート Web ワークプレースで必要なテクノロジがサポートされていません。リモート Web ワークプレースでは、未署名の証明書、ActiveX コントロール (リモート デスクトップ セッションで必要)、および Windows 統合認証 (監視リンクや会社の内部 Web サイトへのアクセスに必要) などを使用するテクノロジが必要です。

解決策 :  Web ブラウザを最新のバージョンにアップグレードし、ブラウザで上記の機能がサポートされていることを確認します。

リモート Web ワークプレースへの接続が頻繁に中断または切断される

原因 :  セキュリティ上の理由により、リモート Web ワークプレースには、タイムアウト機能が組み込まれています。セッションが一定時間非アクティブな状態になっていると、ユーザーは自動的にログオフされます。既定では、公共の、または共有のコンピュータからリモート Web ワークプレースを使用している場合、非アクティブな状態が 20 分続くとタイムアウトします。自分専用のコンピュータを使用している場合、既定のタイムアウトは 120 分です。

解決策 :  タイムアウトを 120 分にする場合は、自分専用のコンピュータからリモート Web ワークプレースにアクセスするか、またはログオン ページで [公共の、または共有のコンピュータを使用している] チェック ボックスをオフにします。

120 分以上のタイムアウトが必要な場合は、ネットワーク管理者に問い合わせてください。リモート Web ワークプレースのタイムアウト値は手動で構成できます。ただし、既定よりも長いタイムアウト値を設定する場合は、セキュリティ上の影響を十分に考慮する必要があります。

原因 :  リモート ユーザーがネットワークに接続しているときにバックアップ プログラムやウイルス スキャンを実行すると、リモート Web ワークプレースのリモート デスクトップ セッションが切断されることがあります。この現象が発生すると、"内部エラーが発生しました。" エラー メッセージが表示され、ユーザー側にはリモート Web ワークプレースを選択するページまたはログオン ページが表示されます。この画面が表示されたら、ユーザーはリモート コンピュータに再度ログオンして、作業を再開できます。

解決策 :  この問題の修正プログラムは、マイクロソフト Web サイトから入手できます。詳細については、「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) で文書番号 821438 の資料「[FIX] ウイルス対策プログラムが原因で、一部の Web アプリケーションが突然再起動する」 (http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=19635) を参照してください。

原因 :  ダイヤルアップ接続や PPoE 接続など、特定の種類のインターネット接続は、非アクティブな状態が続くとタイムアウトすることがあります。

解決策 :  この動作は仕様によるものです。今よりも長いタイムアウト時間が必要な場合は、インターネット サービス プロバイダに問い合わせてください。

原因 :  ワイヤレス接続や問題のあるネットワーク接続が原因で、接続が断続的に切断されることがあります。

解決策 :  ネットワーク ハードウェアがリセットされていないことを確認します。詳細については、ハードウェアの製造元から提供されているマニュアルを参照してください。

ログオン ページに表示される会社名が正しくない、または変更されている

原因 :  リモート Web ワークプレースのログオン ページには、Windows Small Business Server のセットアップ中に指定した会社名が表示されます。

解決策 :  この名前は、次のレジストリ エントリを編集して変更することができます。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\RegisteredOrganization

注意

リモート Web ワークプレースの導入メールのリンクが機能しない

原因 :  Outlook Web Access などの一部の電子メール プログラムでは、セキュリティ保護のため、リンクがブロックされることがあります。また、Web サイトのアドレスを登録できなかったり、すぐには利用できないこともあります。

解決策 :  Web ブラウザのアドレス バーにアドレスを入力するか、しばらく待ってからアクセスするか、または別のコンピュータからリンクを使用します。この方法を使用してもサイトを表示できない場合は、ネットワーク管理者に問い合わせてください。

クライアント ライセンスのトラブルシューティング

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ユーザーがネットワークにログオンまたはネットワーク リソースにアクセスできない

原因 :  Small Business Server 2003 でインストールされているクライアント アクセス ライセンス数 (CAL) を確認できない場合、利用できるライセンス数は 5 にリセットされます。この問題は、Active Directory が利用できないか、またはライセンス ストアが破損した場合に発生します。この問題が発生すると、エラー メッセージが表示されます (このエラー メッセージは、システム イベント ログにも記録されます)。また、アプリケーション イベント ログには、次のエラーも記録されます。

製品 Productname を使用するユーザー Domain\Username が利用できるライセンスがありませんでした。[管理ツール] の [ライセンス] を使用してライセンス数が十分であることを確認してください。

解決策 :  この問題を修正するには、ライセンスの復元ウィザードを使用して有効なライセンス ストアから CAL を復元するか、バックアップまたは復元ウィザードを使用してシステム バックアップから CAL を復元します。また、ライセンスの追加ウィザードを使用して、CAL を再発行することもできます。

ライセンスの復元ウィザードを使用して CAL を復元するには

この操作を完了するには、Domain Admins セキュリティ グループのメンバとしてログオンする必要があります。

  1. [スタート] をクリックして、[管理ツール] をポイントして、[ライセンス] をクリックします。

    詳細ウィンドウには、現在インストールされている CAL の詳細が表示されます。

  2. [ライセンスの復元] をクリックします。
  3. 画面に表示される指示に従って、復元する CAL のバックアップ ファイルのファイル名と場所を指定します。

バックアップまたは復元ウィザードを使用して CAL を復元するには

この操作を完了するには、Domain Admins セキュリティ グループのメンバとしてログオンする必要があります。

  1. テープ ドライブに適切なテープを挿入するか、またはシステムにリムーバブル ハード ドライブを接続します。
  2. バックアップまたは復元ウィザードを起動します。このウィザードを起動するには、[スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックし、「ntbackup」と入力して、[OK] をクリックします。

    バックアップまたは復元ウィザードでバックアップ メディアが認識されない場合、[認識可能なメディアの検出] ダイアログ ボックスが表示されます。[バックアップ ユーティリティでこのメディアを使用する] を選択します。

  3. [バックアップまたは復元] ページで [ファイルと設定を復元する] をクリックします。
  4. [復元する項目] ページの [復元する項目] で、復元するファイルまたはフォルダを選択し、[次へ] をクリックします。
  5. [バックアップまたは復元ウィザードの完了] ページで、設定を確認します。バックアップの復元先の場所、またはバックアップする既存ファイルの処理方法を変更するには、[詳細設定] をクリックします。
    1. [復元する場所] ページでは、ファイルの復元先の場所を変更したり、ファイルを 1 つのフォルダに復元するように指定することができます。
    2. [復元する方法] ページでは、コンピュータ上にある既存のバージョンのファイルの処理方法を選択できます。
    3. [復元する場所] ページで元の場所に復元することを選択した場合、[詳細な復元オプション] ページで [接続点を復元するが、参照しているフォルダやファイル データは復元しない] チェック ボックスがオンになっていることを確認します。別の場所に保存することを選択した場合は、このチェック ボックスがオフになっていることを確認します。

同じサーバーに CAL を再発行するには

この操作を完了するには、Domain Admins セキュリティ グループのメンバとしてログオンする必要があります。

  1. [スタート] をクリックして、[管理ツール] をポイントして、[ライセンス] をクリックします。

    詳細ウィンドウには、現在インストールされている CAL の詳細が表示されます。

  2. 詳細ウィンドウで、[ライセンスの追加] をクリックし、ライセンスの追加ウィザードを起動して、ウィザードの指示に従います。
  3. [連絡方法] ページで、ライセンスの再発行にインターネットを使用するか、または電話を使用するかを選択します。
  4. ウィザードを完了したら、ライセンス コンソールを最新の情報に更新し、CAL が正常に再発行されたことを確認します。